消化槽補修・改修中の課題、自治体職員の83.3%が「費用対効果の算出」と回答 脱水・水処理の効率化に向け、「仮設水処理」に興味
〜自治体職員101名対象、「消化槽補修・改修」に関する調査〜
日本一の仮設水処理技術を持つ、セイスイ工業株式会社(本社:千葉市若葉区、代表取締役:井本謙一、以下 セイスイ工業)は、地方自治体に勤めており消化槽管理をしている・過去にしていた方101名を対象に、「消化槽補修・改修」に関する調査を行いましたので、結果を発表いたします。

調査概要
- 調査概要:「消化槽補修・改修」に関する調査
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2021年12月14日〜同年12月16日
- 有効回答:地方自治体に勤めており消化槽管理をする方101名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
利用条件
1 情報の出典元として「セイスイ工業株式会社」の名前を明記してください。 2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。 URL:https://seisui-kk.com/
消化槽の補修・改修について、「検討中」が22.8%、「実行中」が11.9%、「完了」が20.8%
「Q1.現在、消化槽の補修・改修を実行・予定していますか。複数ある場合には該当するもの全てお選びください。(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「現在検討中」が22.8%、「すでに完了している」が20.8%、「現在実行中」が11.9%という回答となりました。

- 現在検討中:22.8%
- すでに完了している:20.8%
- 現在実行中:11.9%
- 特にない:53.5%
補修・改修を行った上での課題、「想定よりも費用がかかった」が47.6%で最多
「Q2.Q1で「すでに完了している」と回答した方にお聞きします。完了を振り返り、補修・改修を行った上での課題を教えてください。(複数回答)」(n=21)と質問したところ、「想定よりも費用がかかった」が47.6%、「想定期間よりも伸びた」が33.3%、「想定外の問題が起きた」が19.0%という回答となりました。

- 想定よりも費用がかかった:47.6%
- 想定期間よりも伸びた:33.3%
- 想定外の問題が起きた:19.0%
- その他:0.0%
- 特にない:42.9%
「費用がもう少し安いと助かる」や「大規模な工事だったので、建物に与える影響が怖かった」などの声も
「Q3.Q1で「すでに完了している」と回答した方にお聞きします。Q2で回答したもの以外に課題があれば、自由に教えてください。」(n=21)と質問したところ、「費用がもう少し安いと助かる」や「大規模な工事だったので、建物に与える影響が怖かった」など8の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
- 56歳:費用がもう少し安いと助かる。
- 35歳:大規模な工事だったので、建物に与える影響が怖かった。
- 61歳:検品の過程でやり直させた箇所があったこと。
消化槽補修・改修中の課題、「費用対効果の算出」(83.3%)や「処理コストの高さ」(66.7%)
「Q4.Q1で「現在実行中」と回答した方にお聞きします。実行時の課題を教えてください。(複数回答)」(n=12)と質問したところ、「費用対効果の算出(適正な補修費用の算出)」が83.3%、「処理コストの高さ」が66.7%、「処理方法の適正化」が50.0%という回答となりました。

- 費用対効果の算出(適正な補修費用の算出):83.3%
- 処理コストの高さ:66.7%
- 処理方法の適正化:50.0%
- 管理の安全性確保:50.0%
- 管理人員の確保:25.0%
- その他:0.0%
- 特にない:0.0%
実行時の課題、「部品不足等の関連で納期が計画通りに納まるか」を心配する声も
「Q5.Q1で「現在実行中」と回答した方にお聞きします。Q4で回答したもの以外に、実行時の課題があれば自由に教えてください。」(n=12)と質問したところ、「部品不足等の関連で納期が計画通りに納まるか」など9の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
- 30歳:部品不足等の関連で納期が計画通りに納ま
補修・改修工事の目的、「腐食防止」が73.3%で最多
「Q6.Q1で「すでに完了している」「現在実行中」と回答した方にお聞きします。補修・改修工事の目的を教えてください。(複数回答)」(n=30)と質問したところ、「腐食防止」が73.3%、「耐震化」が56.7%という回答となりました。

- 腐食防止:73.3%
- 耐震化:56.7%
- 発電目的の施設への変更:33.3%
- 下水処理場の統廃合に伴う処理:33.3%
- その他:6.7%
消化槽補修・改修の検討段階での課題やハードル、「費用対効果の算出」、「処理コストの高さ」がそれぞれ78.3%
「Q7.Q1で「現在検討中」と回答した方にお聞きします。実行を行う上での課題やハードルを教えてください。(複数回答)」(n=23)と質問したところ、「処理コストの高さ」が78.3%、「費用対効果の算出(適正な補修費用の算出)」が78.3%、「管理の安全性確保」が56.5%という回答となりました。

- 処理コストの高さ:78.3%
- 費用対効果の算出(適正な補修費用の算出):78.3%
- 管理の安全性確保:56.5%
- 処理方法の適正化:52.2%
- 管理人員の確保:8.7%
- その他:0.0%
- 特にない:0.0%
約7割が、「消化槽の脱水・水処理」のさらなる効率化を希望
「Q8.今後、消化槽の脱水・水処理をより効率化したいと思いますか。」(n=101)と質問したところ、「とても思う」が33.6%、「やや思う」が33.7%という回答となりました。

- とても思う:33.6%
- やや思う:33.7%
- あまり思わない:19.8%
- 全く思わない:12.9%
脱水・水処理効率化の実現に必要なもの、「現場に合わせた全体処理設計」が57.4%で最多
「Q9.Q8で「とても思う」「やや思う」と回答した方にお聞きします。脱水・水処理効率化の実現のためには何が必要だと思いますか。(複数回答)」(n=68)と質問したところ、「現場に合わせた全体処理設計」が57.4%、「トラブルへの対策・準備」が50.0%、「スムーズに分別できる機材・システム」が45.6%という回答となりました。

- 現場に合わせた全体処理設計:57.4%
- トラブルへの対策・準備:50.0%
- スムーズに分別できる機材・システム:45.6%
- 状況に応じた細かい仕組みの構築:39.7%
- 処理を実行するチームの構築:25.0%
- わからない:2.9%
- その他:1.5%
泥水を短時間で効率的に処理することができる「仮設水処理」での処理方法に、65.3%が「興味」
「Q10.泥水を短時間で効率的に処理することができる「仮設水処理」での処理方法があるとしたら、興味がありますか。」(n=101)と質問したところ、「とても興味がある」が18.8%、「やや興味がある」が46.5%という回答となりました。

- とても興味がある:18.8%
- やや興味がある:46.5%
- あまり興味がない:19.8%
- 全く興味がない:14.9%
まとめ
今回は、地方自治体に勤めており消化槽管理をしている・過去にしていた方101名を対象に、「消化槽補修・改修」に関する調査を行いました。
まず、「消化槽の補修・改修」について伺うと、「検討中」が22.8%、「実行中」が11.9%、「完了」が20.8%ということがわかりました。補修・改修工事の目的は、73.3%が「腐食防止」を挙げており、補修・改修を行った上での課題として、約半数が「想定よりも費用がかかった」ことを挙げています。具体的に「大規模な工事だったので、建物に与える影響が怖かった」というエピソードも寄せられています。また、消化槽補修・改修中の課題としては、「費用対効果の算出(適正な補修費用の算出)」(83.3%)や「処理コストの高さ」(66.7%)が挙げられ、「部品不足等の関連で納期が計画通りに納まるか」を心配する意見もありました。
次に、消化槽補修・改修の検討段階での課題やハードルを尋ねたところ、「費用対効果の算出(適正な補修費用の算出)」、「処理コストの高さ」がそれぞれ78.3%で最多となりました。検討段階、実行段階、完了段階と、どの工程においても「コスト」に関する課題があることが読み取れます。
また、今後、約7割が消化槽の脱水・水処理におけるさらなる効率化を希望しており、その実現には約6割が「現場に合わせた全体処理設計」が必要だと考えていることがわかりました。最後に、65.3%が泥水を短時間で効率的に処理することができる「仮設水処理」での処理方法に興味を示しました。
一般的には多額の費用が必要となる消化槽の補修・改修工事ですが、「仮設水処理」での処理方法は、必要な補修箇所だけ最適な費用で対応することが可能です。時短、費用削減に加えて環境に配慮したソリューションでもあるため、今後ますます注目されるのではないでしょうか。



