浄水場で既設脱水機の更新時に代替機として活用!従来比較で産廃量が1/17に!
ご相談内容
浄水場の既設脱水機の更新工事期間中だけ、既設脱水機と同程度の処理が出来る方法で代替え処理をしてほしい。
セイスイからのご提案
既設水処理設備からポンプで引き抜いた汚泥を、仮設水処理プラントで固液分離し、脱水ケーキ(分離された固形物)はダンプに直接排出し、処理水(分離された水)は既設水処理設備へ戻す方法を提案致しました。
設備更新時に仮設水処理を利用した結果、汚泥を1/17まで減容化!
既設脱水機の更新工事期間中、仮設水処理プラントを稼動させることにより従来と同等の処理を行いました。また、汚泥をそのまま廃棄してしまう方法に比べ、産廃量を約1/17にまで減容化できました。
セイスイ工業では長年の現場実績をもとに、複数の処理方法の提案・無料での現場確認・打合せなどを行い、最短で汚泥処理・機材のレンタルを開始することができます。また、セイスイ工業の仮設水処理プラントを導入することで、処理の難しい汚泥でも最小限のコストで最短で問題解決を図ることができます。
処理効果
汚泥濃度
約3.5%
約-%
含水率79.3%
■産廃量
従来技術との比較
従来では排水や汚泥の処理量が多い場合、バキューム処理での場外運搬が困難だったり、高濃度汚泥の場合に処理が追い付かないなどの問題がありました。
セイスイ工業の仮設水処理プラントは、機械化を進め作業者の負担を大幅に減らします。脱水機(遠心分離機)やし渣除去機(ロータマット)、特殊ポンプ等を使用することで、従来困難だった高濃度汚泥やし渣の処理も可能にしました。処理汚泥を減容化することで廃棄費用も削減、改修工事時の汚泥処理に最適な工法です。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
既設水処理設備からポンプで引き抜いた汚泥を、仮設水処理プラントで固液分離し、脱水ケーキ(分離された固形物)はダンプに直接排出し、処理水(分離された水)は既設水処理設備へ戻す方法を提案致しました。
①
既設設備にポンプを設置し、汚泥を吸い上げ、脱水機(遠心分離機)へ送ります。汚泥濃度は12,00mg/Lでした。
②
実際の汚泥と薬品の選定に凝集試験を行い、凝集状態を確認します。
③
脱水機(遠心分離機)で汚泥を固液分離していきます。使用した脱水機(遠心分離機)はHS-550MWで、1時間当たり10㎥の汚泥を処理します。
汚泥濃度や性状を事前に測定し、実際の凝集状態を試験することで、最適な薬品と設備を決定しています。また、脱水機(遠心分離機)の能力に合わせた処理フローで効率よく分離していきます。
既設設備の更新期間中に行った処理方法詳細
仮設水処理プラント概要図
処理前の様子
【写真】現場全景
浄水場内の限られたスペースに機材を設置するため、配置はセイスイ工業で提案させて頂いております。
処理中の様子
【写真①】汚泥引抜状況①
【写真②】汚泥引抜状況②
【写真③】薬品試験
【写真④】脱水機(遠心分離機)設置状況 HS-550MW
既設水処理設備にポンプを設置して汚泥を引き抜いて、脱水機(遠心分離機)へ送水していきます。水位が下がると堆積している汚泥もあり次第に濃度が高くなってきます。汚泥濃度は事前の分析値では12,000mg/ℓありました。
事前の薬品選定試験と実際の汚泥と薬品の選定に間違いがないか凝集試験を行い、フロックの大きさや強度を確認し、脱水機(遠心分離機)で固液分離します。今回使用した脱水機(遠心分離機)はHS-550MWです。
処理後の様子
【写真①】脱水ケーキ(分離された固形物)
【写真②】処理水(分離された水)
処理後の脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は約79.3%で、ダンプに直接排出していきます。一方、処理水(分離された水)は、既設水処理設備へ排水していきます。