事例
RESULTS

【事例46】浄水場における設備更新時の代替え処理(2) 

ご相談内容

既設設備の更新工事期間中だけ、既設脱水機と同程度の処理が出来る方法で代替え処理をしてほしい。

効 果

工事期間中、仮設脱水プラントを稼動させることにより従来と同等の処理を行いました。また、汚泥をそのまま廃棄してしまう方法に比べ、廃棄物の量を約1/19にまで減容化できました。

※脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は汚泥の性状により異なります。含水率が高い程、廃棄物量も増えてきます。

ご提案内容

既設濃縮汚泥貯留槽からポンプで引き抜いた汚泥を、仮設脱水プラントで水と固形物に分離します。水は既設水処理設備へ戻し、脱水ケーキ(分離された固形物)は一旦水槽に排出し溜まってからバックフォー搬出していく方法をご提案しました。
処理能力は汚泥性状や濃度により変わりますので、過少設備や過剰設備にならないよう常に事前調査を綿密に行い、お客様に最適な設備をご提案させていただいております。


セイスイ工業では、処理実施までのご提案資料作成・現地確認・薬品テストなどを無料で行っております。
お客様が納得できる処理方法をご提案するため、全国各地訪問させていただきます。

■プラントフロー図

配置はセイスイ工業で提案させていただいております。(写真1)

写真1 現場全景

汚泥濃縮槽にポンプを設置して汚泥を引き抜いて脱水機(遠心分離機)へ送水していきます。(写真2)
沈殿池から濃度12,000ppmの汚泥が送られてきます。(写真3)

脱水機(遠心分離機)を水槽の上に設置し、脱水ケーキ(分離された固形物)を水槽の中に貯留していきます(写真4)
今回使用した脱水機(遠心分離機)はMW-4です。1時間当たり5㎥の汚泥を水と固形物に分離していきます。 (写真5)

処理水(分離された水)は、既設水処理設備へ排水します。 回収率は99%以上です。(写真6)
水槽に溜まった脱水ケーキ(分離された固形物)は、重機で取り出して搬出します。(写真7)