セイスイ工業株式会社

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【水処理とSDGs】災害の多い日本でサステナブルを実現するインフラを セイスイ工業のSDGs


日本一の仮設水処理技術を持つ、セイスイ工業株式会社(本社:千葉市若葉区、代表取締役:井本謙一、以下セイスイ工業)は、「若者の災害に関する意識調査」に関する調査結果及び、「仮設水処理とSDGs」に関するレポートを発表いたします。

  • 居住地域が「サステナブルな災害対策を行っている」と思うZ世代の若者は38.7%、災害で最も大切に感じているインフラは「水・飲料水」

 セイスイ工業は、災害経験のある18~25歳の106名を対象に「若者の災害経験」に関するアンケート調査を実施しましたので、お知らせいたします。

  • Q1)Z世代が経験した災害、地震が1位、続いて豪雨や暴風、洪水など
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Q1.あなたはどのような災害に遭遇したことがありますか。(複数回答)

  • Q2)災害で困ったこと、6割が「停電」4割が「断水」と回答
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Q2.災害時に、あなたが困ったことについて教えてください。(複数回答)

  • ​Q3)災害で衛生面から大切に感じたインフラは「水・飲料水」が64.2%で1位
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Q3.災害時に衛生的な生活を送る為に、あなたが最も大切だと感じたインフラについて教えてください。

  • Q4)水を大切に感じた理由「代用できるものがない上に使用頻度が高い」「飲料用意外にも必要な場面が多かった」等

 Q3で「水・飲料」と回答した方に対し「Q4.その理由を自由に教えてください。」と聞きました。
(自由回答/一部ご紹介/回答数43)

・水を店で買う手間がかかった。
・停電しても水があったのでなんとかなったが、水がなかったらつらかったと思ったから、
・水分は摂らないと脱水になってしまうし、トイレも体も水がないと自分の体を清潔に保てないから。
・川の水を飲んで下痢になった。
・火事が起きた際の対応、飲み水など用途が多く重要だから。
・水がなければ生きていけないし、トイレや洗濯、入浴など衛生面でも役立つから。
・電気やガスはなくてもどうにか代用できたが、水は代用できるものがない上に使用頻度が高いものだったから。
・東日本大震災で、お風呂に入れなかったりトイレに困った時に大切だと感じた。
・お水があれば食べるものが無くても、口にするものがあるという安心感。トイレや衛生面にも使えるため。
・飲料用以外にも必要な場面が多かったから。

  • Q5)居住地域が「サステナブルな災害対策を行っている」と思うZ世代は38.7%
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Q5.先日、文部科学省の発表で「全国の公立小中高校や幼稚園などの3割が浸水や土砂災害のリスクが高い場所にある」ということが明らかになりました。 あなたはお住まいの地域でサステナブル(持続可能)な災害対策が行われていると思いますか。

  • ​Q6)災害時に水のインフラ整備を行う仕事に「誇りを持って働ける」と回答した人は65.1%
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Q6.災害、特に水害時に下水場・浄水場の危険な状態をリカバリーしたり、ダムの排水を正常に保つような仕事ができるとしたら、あなたは誇りを持って働けると感じますか。

  • 調査概要

調査概要:「災害経験」に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年6月21日~2021年6月21日
有効回答:災害経験のある18歳〜25歳106名

  • 調査結果から紐解く「水」というインフラの重要性
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 上記の調査結果から読み取れるのは、災害時にはインフラの重要性が特に高まり、その中でも「水」という点が最も重視されていることです。

 セイスイ工業は、日本一の仮設水処理技術を持ち「回復力のあるインフラ構築」という強みを通じて災害と携わってきました。災害時には排水処理は浄水場、し尿処理場、ダムといった水に関わるインフラを維持するために重要なポイントとなっています。
参照:災害復旧の導入事例

SDGs#11「都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする」では、このような災害リスクを軽減する(Disaster risk Reduction)試みについても言及されています。
参照:国連広報センター

以下引用
“The 2030 Agenda for Sustainable Development recognizes and reaffirms the urgent need to reduce the risk of disasters. In addition to direct references to the outcomes of the Third UN Conference on DRR (Sendai Framework), there are specific opportunities to achieve SDGs through reducing disaster risk. For example, by reducing exposure and vulnerability of the poor to disasters or building resilient infrastructure. There are also several SDGs and targets that can contribute to reducing disaster risk and building resilience, even where disaster risk reduction is not explicit.”

 「持続可能な開発のための2030アジェンダ」では、災害のリスクを低減することが緊急に必要であることの再認識と再確認をしています。そのアジェンダの中には、第3回国連DRR会議(仙台フレームワーク)の成果への直接の言及に加え、災害リスクの削減を通じたSDGsの達成に向けた具体的な機会が記されています。
 それは例えば、貧困層が災害に対し野晒しで、脆弱である状態を軽減すること、また回復力のあるインフラを構築することなどが挙げられています。また、災害リスクの軽減が明示されていない場合でも、災害リスクの軽減とレジリエンスの構築に貢献できるSDGsやターゲットがいくつかあります。(訳:セイスイ工業)

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 日常的には見えづらいインフラの重要性が最も理解されるのが、災害時です。インフラの整備を通じて社会貢献という自覚を持ち働くことができます。 また、災害時という視点を切り離しても、水は資源としても重要とされており、水不足という世界的な課題も浮かび上がってきています。SDGs#6「安全な水とトイレを世界中に」に関する国連の2020年レポートの見出しには「全ての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する」とあり、そもそも「水」というインフラが整えること自体が難しいというファクトが示されています。(右資料参照)  

  • セイスイ工業のSDGs

 セイスイ工業は「日本一の仮設水処理技術で地球環境に貢献する」ことを目指しています。東京スカイツリーや東京湾の「海ほたるパーキングエリア」などよく知られるものら、工場や建設現場など、仮設水処理において全国2,000現場の実績がある、日本一の技術を提供する仮設水処理のプロフェッショナル集団です。
 SDGsに基づく地球環境への貢献としては、上記の直接的に「水」に関する#6,11だけでなく、様々な方向性から取り組みを行っています。その一部ですが、以下に紹介します。

  • 「つくる責任 つかう責任」編
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  • 焼酎かすの処理

 SDGs#12「つくる責任 つかう責任」に該当する取り組みです。その前に「持続可能な消費と生産」とは、具体的にどのようなことなのか、定義を確認します。

“Sustainable consumption and production refers to “the use of services and related products, which respond to basic needs and bring a better quality of life while minimizing the use of natural resources and toxic materials as well as the emissions of waste and pollutants over the life cycle of the service or product so as not to jeopardize the needs of future generations”.

 持続可能な消費と生産とは「将来の世代のニーズを損なわないように、サービスや製品のライフサイクルにおいて、天然資源や有害物質の使用、廃棄物や汚染物質の排出を最小限に抑えながらも、基本的なニーズに応え、より良い生活の質をもたらすサービスや関連製品を利用すること」を指しています。(訳:セイスイ工業)

 上記のように「天然資源や有害物質の使用、廃棄物や汚染物質の排出を最小限に抑える」ことが求められていることがわかります。それを示す事例の一つとして、焼酎の生産工程における廃棄物処理があります。各焼酎会社で芋焼酎を製造する際に発生する焼酎かすと呼ばれる廃棄物は、水分を含んでいるため完成品の焼酎の約2倍もの量になります。その焼酎かすや原料米の洗汁をメタン発酵処理することで、発生したバイオガスを回収し電気・熱エネルギーに変換して製造工場のボイラー用燃料として、有効活用できます。これらの処理施設の改良時に仮設水処理設備を用い、「つくる責任」を持つという形で貢献しています。

 また、それらの廃棄物は以前は海に捨てられていましたが、現在海上投棄は全面禁止になっている点や、バイオガスのエネルギーとしての再利用という取り組みに関連していることから、SDGs#7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」SDGs#14「 海の豊かさを守ろう」にも関わっています。

  • 汚泥処理の事例
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 こちらも同じくSDGs#12「つくる責任 つかう責任」に該当する取り組みです。汚泥、汚水、原油スラッジといった、一般に知られにくい物質に対し、地味で泥臭い作業から「つかう責任」を果たしています。例えば、こちらの写真は水力発電所が洪水で水没した際に、その復旧をセイスイ工業が行ったものになります。水力発電は安定的でクリーンなイメージがあるエネルギーの1つですが、大規模な災害時には水没してしまうなどで機能しなくなることがあります。そのインフラをいち早く復旧させることも、インフラの危機管理における重要なポイントになります。また、天然資源である水、淡水を再利用するためにも、下水処理というのは必要なピースになります。これもまさに「つかう責任」として、使った後の水処理として貢献しています。

  • スカイツリーの事例
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 SDGs#9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に該当する取り組みです。東京スカイツリーが建つ墨田区は、軟弱地盤で、浸水、地盤沈下、液状化といったリスクがありました。さらには杭の打ち始めは砂地で、その奥には硬い岩盤があるという土地でした。この施工を請け負ったのは大林組ですが、セイスイ工業は掘削泥水管理の技術者として参加しました。掘り下げた地中の壁面の工事に、セイスイ工業の遠心分離の泥水の安定化技術が強く必要とされました。この工事には、前例がないというリスクがありました。そのような状況下でも、確実にクライアントの要望に答える、確固たる日本一の技術から、産業と技術革新の基盤づくりに参画しています。

  • 「働きがいも 経済成長も」編

 社員の働き方に関しても、SDGs#8「働きがいも 経済成長も」に当たるような施策が奨励されています。セイスイ工業では、効率的に働いて利益が生み出せるという仕組みを社員が会社にプレゼンし、認められればその働き方ができます。 プレゼンが通れば、例えばマイクロバスで各地の業務に向かい、休みには積載していたバイクでツーリングをする、などの多彩な働き方が実現できます。
 また、セイスイ工業は積極的なSDGsに寄り添った活動をしています。その姿勢を示す1つのものとして、りそな銀行のSDGs私募債を発行しました。SDGs私募債とは、企業がSDGs達成に資する事業に使用される資金調達の方法として利用でき、少数の投資家や金融機関が直接引き受ける社債のことを指します。生きる上で本質的に重要なインフラである「水」に深く関わり、環境と向き合って持続可能性という問題と密接に関わる事業だからこそ、社会貢献をまざまざと感じて働ける環境づくりを行っています。

PR TIMES掲載のプレスリリースはこちら

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