設備担当者が知るべき水処理に関する単語集

水処理の現場で使用される専門用語をまとめています。設備ご担当者の間では良く使用される単語を取り上げているので、特に異動したての方や入社したての方の業界に関する勉強の用途でお使いいただければと思います。また、業界内で最新の単語もピックアップしますので、情報収集にもお使いください。

COD

CODとは科学的酸素要求量のことで、Chemical Oxygen Demandの略称です。CODは、水中の被酸化性物質を酸化するために必要とする酸素量を示しており、CODで水中の有機物の量を測ることが出来るため、主に海域や湖沼の汚染指標として用いられています。CODには、過マンガン酸ナトリウムを用いる方法(マンガンCOD)と、ニクロム酸カリウムを用いる方式(クロムCOD)があり、日本では過マンガン酸ナトリウムを用いる方式が一般的です。また一般的に、CODよりもBODの方が精度が高い傾向にあります。アセアン諸国や欧米など、クロムCODを採用している場合もありますので、海外における装置設計などの際には、注意が必要です。