機械・装置
遠心脱水機・遠心分離機|えんしんだっすいき・えんしんぶんりき
遠心脱水機・遠心分離機は、円筒または円錐の回転体の側壁にはスリットまたは穴があり、この回転体内に発生する遠心力を利用して、液体と固体を分離する装置であり、異なる密度を持つ物質を分離する際に効果的に使用されます。高い回転速度により、液体と固体が異なる方向に分離され、機械的なプロセスで脱水が実現されます。連続式と回分式に大別されており、また回転軸の向きにより縦型と横型に分類されます。
遠心脱水機・遠心分離機の効率は回転数に大きく依存します。高い回転数により、物質はより強力な遠心力が発生し、分離が迅速かつ効果的に行われます。この際に分離された固体の塊を「脱水ケーキ」と呼びます。この脱水ケーキは、元の液体から分離され、さらなる処理や廃棄の対象となります。