水
純水|じゅんすい
純水とは、ほとんど無機物や不純物を含まない、極めて高い純度の水を指します。薬局などで目にする精製水も純度が高いという点で、純水の一種です。
一般的な水道水には、ミネラルや塩素をはじめとした、様々な不純物が含まれています。しかし純水と呼ばれる水は、それらの物質を含んでいません。
純水を生成する方法はいくつかあり、一般的な水源から採取された水を原水とし、蒸留、逆浸透、イオン交換、電気分解などの高度な技術を組み合わせて、純水を生成します。
蒸留で作られた純度の高い水を「蒸留水」、逆浸透膜(RO膜)を用いて純度を高めた水を「RO膜水」、イオン交換樹脂を用いて純度を高めた水を「イオン交換水」など、様々な方法によって純水は生成されます。
この過程によって、水中のほぼ全ての溶解物質や微生物が取り除かれ、水質が高度に浄化されます。
また、純水の中でも特に純水度が高い水を「超純水」と呼ぶこともあります。