水
冷却水|れいきゃくすい
冷却水とは、産業プロセスや発電所などで使用される機器やシステムの冷却に利用される水を指します。
工場などで使用される水の多くは冷却水で、その使用量も大きなものとなっています。そのため、大規模な施設では再利用されることがほとんどで、繰り返し使用され、効率的な冷却プロセスを確保することが求められます。
冷却水の品質や管理は、機器の効率を維持し、同時に環境への影響を最小限に抑えるために非常に重要です。冷却水の再利用を繰り返した場合、微生物が発生し、不純物が混ざってしまうことがあります。これらの不純物が配管に堆積・付着することによって、腐食の進行(孔食など)などの形で、配管にダメージを与えてしまうことがあります。
その結果、熱交換効率の低下や経年劣化による配管破損(応力腐食割れなど)など、思いもよらない事故につながる恐れがありますので、これらを防ぐためにも、適切な水の再利用処理を行い、配管保護や、運転効率維持を行う必要があります。