セイスイ工業株式会社

水処理コラム

COLUMN

レポート

水処理施設を常設する工場は約9割 一方で8割超が「水処理に関して困った経験」あり

〜具体的な問題として「水質悪化」や「施設の老朽化」などが浮上〜

 日本一の仮設水処理技術を持つ、セイスイ工業株式会社(本社:千葉市若葉区、代表取締役:井本謙一、以下 セイスイ工業、https://seisui-kk.com)は、水処理業務に携わる工場管理者、技術者、設計者100名を対象に、工場の「水処理」に関する課題調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。

水処理施設を常設する工場は約9割 一方で8割超が「水処理に関して困った経験」あり

調査概要

  • 調査概要:工場の「水処理」に関する課題調査
  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
  • 調査期間:2022年9月1日〜同年9月2日
  • 有効回答:水処理業務に携わる工場管理者、技術者、設計者100名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

利用条件

1 情報の出典元として「セイスイ工業株式会社」の名前を明記してください。 2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。 URL:https://seisui-kk.com/

水処理を行う工場の約9割が、水処理設備を常設

 「Q1.あなたの工場には、水処理施設が常設されていますか。」(n=100)と質問したところ、「はい」が89.0%という回答となりました。

水処理を行う工場の約9割が、水処理設備を常設

  • はい:89.0%
  • いいえ:10.0%
  • わからない/答えられない:1.0%

8割以上が水処理施設の利用で「困った経験あり」

 Q1で「はい」と回答した方に、「Q2.自社の水処理施設の利用をするにあたって、困った経験はありますか。」(n=89)と質問したところ、「非常にある」が37.1%、「ややある」が43.8%という回答となりました。

8割以上が水処理施設の利用で「困った経験あり」

  • 非常にある:37.1%
  • ややある:43.8%
  • あまりない:16.9%
  • 全くない:2.2%

困った経験として、6割以上が「水質悪化」や「施設の老朽化」と回答

 Q2で「非常にある」「ややある」と回答した方に、「Q3.水処理施設の利用をするにあたり、具体的にどのようなことに困ったか教えてください。(複数回答)」(n=72)と質問したところ、「水質悪化」が63.9%、「施設の老朽化」が62.5%、「臭気」が43.1%という回答となりました。

困った経験として、6割以上が「水質悪化」や「施設の老朽化」と回答

  • 水質悪化:63.9%
  • 施設の老朽化:62.5%
  • 臭気:43.1%
  • 運転管理の問題:33.3%
  • 上限を超えた処理量が発生している:30.6%
  • 水処理人員の不足:27.8%
  • 水処理設備更新時の代替処理の費用が高額:22.2%
  • 災害時の対策ができていない:15.3%
  • 部品が入らず、設備更新ができない:11.1%
  • その他:0.0%
  • わからない/答えられない:1.4%

他にも「汚泥の処理」や「環境汚染」などに悩む声も

 Q3で「わからない答えられない」以外を回答した方に、「Q4.水処理施設の利用をするにあたり、Q3で回答した以外に困ったことがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=71)と質問したところ、「汚泥の処理」や「環境汚染」など52の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

  • 65歳:汚泥の処理。
  • 51歳:環境汚染。
  • 56歳:設備維持管理に費用がかかる。
  • 56歳:温度を基準値以下に抑えるための設備の管理。
  • 56歳:規制値を超えたデータが出る時があり対処法がわからない。
  • 51歳:工場敷地内の将来構想によって処理場の能力不足が懸念される。
  • 55歳:処理できない薬品等が混入したとき。

まとめ

 今回は、水処理業務に携わる工場管理者、技術者、設計者100名を対象に、工場の「水処理」に関する課題調査を行いました。

 水処理業務に携わる工場の約9割が水処理設備を常設しており、自前の水処理施設の利用において困った経験があることが分かりました。具体的な経験として、主に「水質悪化」や「施設の老朽化」が挙がり、他にも「汚泥の処理」や「環境汚染」などに悩む声も挙がりました。

 SDGsが叫ばれる今、水処理方法における環境への影響にも注目が集まっています。また、年々汚水の処理量も増えつつあることから、水質の適切な管理にも課題の声が多数挙がりました。工場では、多くの施設の保全にマンパワーを費やしている現状ではありますが、「規制値の管理」や「処理の能力不足」などの専門的な水処理問題においては、部品の交換だけでは解決しづらいこともあり、専門的な知識やシステムが求められているのではないでしょうか。

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